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みなさんこんにちは!Sleep Rest Clinic 幕張の原田です!
ブログ的な記事は久しぶり~!な感じですが私は元気にやっています(笑)
夏バテなんかしたくなーい!ということで先日成田に行ってきましておいしい鰻を食べてきました!やっぱりおいしいですねえ、鰻!千葉市に住んでいるのでもっと近くにもウナギ屋さんはあるのでしょうが、あの新勝寺通りの雰囲気がより一層おいしさを引き立てますよね!堪能してきました、これで残暑も乗り越えられそうです!
いろんな報告やお知らせはあるんですが、重要なことを一つ。
予約サイトの設定をリニューアルしました。
見た目にはあまり変わりませんが、内部では再診枠と新患枠を分けて管理するようになりました。こうすることで新患の方は毎日一定数予約することができます。一方再診の方も新患さんの存在に関わらず枠に入れるのでより一層柔軟に予約を取ることができます。また時間ごとに予備時間を設けているので今までよりも待ち時間のズレが少ないかなって思っています。今後よりスムーズな受診になるよう工夫していきたいと思います!
表題にもあるとおり、うちのクリニックの患者層は幅広いです。お子さんの睡眠障害は体の成長や学習速度などに影響があります。アデノイド肥大で気道が狭くなっているので良い睡眠がとれない→身体の成長が遅く小さい→いつまでも閉塞状態が続く・・・などのスパイラルに陥り、日中眠くなり学校の授業に遅れるなどの支障が出てきています。この傾向は高校生にわたるまで続いており、授業中寝てしまって先生にサボっていると思われていたり、親御さんのなかには「根性が足りない」と精神論をぶつける方がいる始末。本人はやる気があるけど眠い、それが周りに理解が得られないのでうつ傾向になり、ますます居場所がなくなったりしています。最悪学校を辞めたり、日中起きれないために夜間制に転校したりとまさに「どうしたら改善できるのか」わからない子たちがたくさん通院しています。今までに30名ほどそういったお悩みで来院されました。うちで診察をした児童・生徒さん達に対して「君たちは悪くない、頑張れば何とかなるものではない、これは体の病気なんだよ」ときちんとお話しています。特に同席しているご両親に強く説明します。そうすることで、子供たちはぱあっと明るくなり、自分の眠気の理由が勉強が嫌いでサボっているのではなく、病気の影響なのだと理解するのです。両親も病気を理解すると無駄なプレッシャーを与えることがなくなり、生徒たちのいわゆる「メンタル落ち」から救うことができるのです。
これは睡眠障害を入り口とした児童思春期治療の一例です。受験や大切な資格試験など、乗り越えなければならない壁が子供達にはたくさんあります。疲れて眠っている子のお尻を叩くばかりでなく、一度器質的な疾患を疑ってみることは一つの解決策になるかと思いますよ!ご相談お待ちしております!
一方、高齢者の受診においては他院で依存性の高いベンゾジアゼピン系の睡眠薬を多量に処方されているケースでたくさん薬を飲んでいるけど眠れない、薬を減らしたい、というご相談が圧倒的に多いです。こちらも器質的な睡眠障害の評価がないまま精神科以外で「ついで貰い」しているケースがほとんどで、適切な管理のないまま自己中断して反跳性不眠が出現している方が多いです。モリモリの状態で受診されるのでお薬の調整に時間がかかっているのが現状です。スイッチングは数か月スパンで行われる根気のいる治療です。皆さんのモチベーションが下がらないよう院長も細心の注意を払って診療しています。また、睡眠時無呼吸症候群を合併している人も多いので(高齢者はほぼ合併しているといって過言ではないかも)、CPAP療法を導入している人も増えてきています。こういった治療法を併用して徐々にお薬が減っていけるよう院長をはじめスタッフ一同サポートしている状況です。
私達は開院前及び当初はもっと限定的な患者層を想定していました。例えば壮年期の推移民時無呼吸症候群など。もちろんそれはメインの層でありますがしかし現状は老若男女問わず共通した悩みだと確信しています。それも一部の人ではなく、多かれ少なかれ皆さん全員の中にある問題だろうと思います。
自分は、家族はきちんと睡眠が出来ていると過信せずに睡眠のセルフチェックを行って頂き、明日の活力に繋げて頂けたらと思います!
それでは今宵も良い夢を!Good night.Sleep well!
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