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みなさんこんにちは!Sleep Rest Clinic 幕張の原田です!
今回はCPAP療法を開始して一番の相談、
「CPAPやると喉かわくねんっ!鼻の奥も痛いわっ!」
というお悩みについてお答えいたします。
冬の湿度20%以下の乾燥期によく聞かれる相談ですが、梅雨やじめじめした夏期においてもCPAP開始初期の時点でよく聞かれるお悩みです。
CPAPを実施していて、朝起きた時に喉が渇いている状態は正しくありません。その渇きの原因を探って改善していく必要があります。
湿度が極端に下がっていませんか?10~3月くらいの秋冬期にはそもそもの湿度が20%前後になる日が多くなります。そんな日はしっかりと室内の加湿を行いましょう。
室内の他にCPAPそのものに加湿する方法もあります。ユニットを別にセットし加湿していきます。※他のメーカーでは一体型のものもあります。
この機器は精製水を利用します。すべての人に必要なものではないので当院では適宜ご案内しています。
私はこちらの原因の方が圧倒的に多いのではないかという実感です。口が開いている方は、
の理由が殆どです。
1と2は関連する部分もあるのですが、鼻が詰まる→口呼吸→鼻の呼吸力が落ちる→口呼吸の常態化以下ループ、となりその呼吸法で定着してしまった場合はCPAPをやろうとも口が開いてしまうことが勝ってしまう場合があります。
口が開くと気道に掛かるはずの圧力が非効率になり、過剰な圧力(空気の送り込み)が始まります。また圧力が口から出ていくため逆バッティング現象が起こり、口から空気を取り込めなくなりパニックになります(そうなったらCPAP止めて)。そんなに口が開いていない状態(口笛を吹く程度)でも数時間漏れ続ければ口腔内の水分を奪っていきますので朝起きる頃には水を飲まずにはいられないはずです。
骨格上口が開いてしまう場合は、ネーザルマスクではなく、フルフェイスマスクをお勧めします。
最新式のマスクですね(2020/5現在)。ただ、治療効率、装着感覚は断然鼻用マスクがお勧めですのであくまでネーザルマスク対応外の方にお勧めするものです。
筋力の低下に関しては主に加齢によるものが大きいです。フェイスリフトに関連するフィットネスは普段から行うようお勧めします。
対処法としては「口が開かないようにする」ことです。方法としては、
があります。マウステープは市販のものがありますが、特にテープ粘着に関する肌荒れがない方は安いサージカルテープ(当院価格100円)をお勧めします。一方チンストラップはよく美容で小顔効果を謳ったものがあると思います。それのCPAPに適用したものが以下の画像です。
もうちょっと細いタイプもありますのでご興味がある方はスタッフまでお声掛けください。
CPAPをするにしろしないにしろ良眠には鼻呼吸が必須です。この機会にしっかりと口呼吸の矯正を行っていきましょう!
それでは今宵も良い夢を!Good night.Sleep well!