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8月活動報告


活動報告

 今年の8月は出足が遅かったものの、連日猛暑日で寝苦しい夜が続いたことと思います。夏休みということもあり児童、学生の受診が多くみられました。特に学校における学習の遅れや受験勉強に差し障る状況などのご心配にて受診されています。

 関連する検査会社のお盆休みが一週間ほどありました関係で精密検査の日程が大幅にずれ込み、患者様にご迷惑をおかけいたしました。9月に入りましてもその影響は残っておりますが徐々に通常運用に戻りつつあります。それでも結果説明まで1か月を要する状態で大変申し訳なく思っております。今後とも迅速に治療開始できるように関連機関とともに努力してまいります。

CPAP療法件数

  1. 総管理件数       103
  2. 当月新規導入件数    30
  3. 当月他院からの転入件数 1名
  4. 男女別人数 男性80名 女性23名
  5. 中止件数 4名(当月2名、転院と費用面で一時中止)

 前述したように検査結果がずれ込み、新規導入件数は若干減りましたが、それでも総管理件数が100名を超えました。9月に入りましてもCPAP療法を行うことで症状の改善が見込める患者様もおり、順次ご提案をしていく予定です。特に他科で睡眠薬を処方されてはいるが思ったより効果のない方における導入例も多く、精神療法とCPAP療法の併用治療で対応しています。また、薬剤のスイッチングも行いながら減薬が達成している患者様も徐々に増えてきております。

 CPAP療法における夏期のトラブルの多くはマスク内のムレと皮膚のトラブルです。ベテランのCPAPユーザーにとっても一番装着しにくい季節なのですが、導入の困難さが加わって使用時間が伸びない方も多い印象でした。対処法としては室温を27度以下にして頂きながら除湿していただくこと、皮膚トラブルにおいてはマスクの装着前に乳液などをしっかりとつけて頂く等が有効です。パートナーとの兼ね合いで睡眠環境を整えられない場合にはネーザルマスクからピロータイプマスクへと変更する場合もあります。個人差がありますので変更をご希望される場合はスタッフにご相談ください。

 なお、今月9歳の男児におけるCPAP療法の導入事例がありましたのでご紹介いたします。

  • 7月2X日、本人と母親にて初診。主訴は2~3か月前よりいびき出現。歯科矯正を行っているからかと思ったがずっと続いているので受診。睡眠時間10時間以上の過眠傾向であったが寝起きが悪く、日中の傾眠傾向が続いていた。
  • 問診、診察の上睡眠簡易検査を実施(7月X+4日)。AHI26.7(仰臥位31.0)であり、SPO2が平均97%(最低値85%)であった。全睡眠時間8時間52分中に無呼吸亭呼吸回数は237回という結果を受けて、相談にて精密検査を実施することとした。
  • 8月X日、精密検査実施。AHI27.9、仰臥位29.0であり、深睡眠3.1%と著しく減少している状態であるため、中等度睡眠時無呼吸症候群と診断し、その他の治療の選択肢を説明した上でCPAP療法を開始した。
  • 9月X日、CPAP導入後本人と母親にて初回の受診。使用上のトラブルなく使用日数77%、4時間以上使用率71%、使用日平均使用時間7時間50分とまずまずの適用率だった。本人の感想として「昼間眠たくなくてめちゃくちゃ遊べた」とのこと。無理をせず継続することを指導した。

 導入当初9歳(体重30㎏)とCPAP適用ギリギリではありましたし、慎重に導入をしました。治療効果が上がっていることに対し、スタッフ一同とても嬉しく思っております。他の治療法もあったかもしれませんが、なるべく侵襲処置は避け、お子さんの成長を促す治療法としてCPAP療法を選択したことは今のところ適切だったと考えております。体の成長とともにCPAPの離脱も十分考えられますので成長を待ちながら適切に管理していけたらと考えます。なお、当院での10代のCPAP管理は他4名ほどいますが、共通するのはいわゆる肥満体型というよりかは小さな顔及び顎のお子様です。睡眠が十分に取れていませんので平均身長、体重を下回る傾向が見受けられます。

睡眠と成長ホルモンの関連性は密接です。現に精密検査における深睡眠の著しい現象は対象のお子様達には共通事項です。深睡眠を増やすためには睡眠中の呼吸管理は非常に重要です。セルフチェックでは精査できない項目ですのでお心当たりのある場合は是非ご相談ください。

 睡眠時無呼吸症候群は中年男性だけではなく、全年代で発生可能性がある疾患です。本人では気づきづらい疾患のひとつですのでどうぞ愛する家族、パートナーの寝姿を今一度観察し、いびき、無呼吸(低呼吸)の状態があれば一度睡眠検査を受けられることをお勧めします。 9月に入りまして千葉県は大きな台風15号が直撃いたしました。長期にわたり停電による生活の困難が続いております。被害に合われた方、心よりお見舞い申し上げます。当院の患者様でも停電によりCPAPが使用できずに苦しい思いをされた方もいますし、そもそも通院が困難であった人も多くいらっしゃいました。こういった非常事態において治療を継続していく対処法についても今後メーカーとともに検討していかなければと感じております。引き続き地域の皆様のために尽力してまいります。

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