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新型コロナウイルスとCPAP療法

  • 2020年5月11日
  • CPAP

みなさんこんにちは!Sleep Rest Clinic 幕張の原田です!

この数か月・・・

未知のウイルスとの戦いにおいて本当に大変なことになっています。

この海浜幕張駅周辺も普段の3分の1以下の人出しかいません!

はっきり言ってこんな状況半年前までは誰も想像していなかったはずです。そしてこの綱渡り的な状況はしばらくの間続いていくことでしょう。ワクチンの開発されるまでは自分の免疫力を高めるしかありません。

 特に中~重症睡眠時無呼吸症候群としてCPAP療法を実施されている方は特に注意が必要です。院長によるとその状態にある人がCPAPを使用せずに睡眠した場合、口呼吸により喉を傷めてしまい感染リスクが高まってしまうということです。

 しかしCPAPユーザーの中には

「CPAP本体の中にウイルスが付着して危険ではないか」

とご心配になられる方も結構いらっしゃいます。

 確かに使用者にウイルス感染がある場合、マスクやマスクに近い部分でのホース類には付着します。この部分は小まめに洗浄することをお勧めします。ただCPAPの機能上機器本体においては構造上空気を取り込みマスクに流し続ける構造となっているので1.8mのホースを逆流して本体にたどり着く可能性は低いと考えられています。

 CPAP療法は睡眠中の呼吸状態を改善し、深睡眠を獲得することをサポートします。深睡眠を獲得した良眠は免疫力を高めるための必須項目です。また、気分が安定することも同じく免疫力を高めるために大変重要なことです。

 ワクチンも治療薬もないこういう時期だからこそ是非毎日使用して、ウイルスに打ち勝つ強い身体を手に入れましょう。

 ゴールデンウイークを過ぎ、なんとなく「自粛もそろそろ終わりかな?」っていう雰囲気もありますが、正直言って

激アマ

だと思います。すでに医療崩壊が始まっているし、その解消の目途はたっていません。現にコロナ関連の受け入れで各医療機関は精いっぱいでその他の治療(不要不急の手術はもちろんですが癌の手術も)はストップしているか延期しています。

つまり大病院も小さなクリニックも通常の体制にまだ戻っていないのです。

 私達に関連するところでは睡眠時無呼吸症候群を確定する入院検査が千葉市内ではほとんど停止しています。睡眠時無呼吸症候群を診断できずに先送りが今後ますます進むと生活習慣病の悪化、脳血管疾患・心疾患増加による救急医療圧迫、はたまた認知症の急激な増加による高齢者福祉の崩壊など、さまざまな分野に負荷が掛かってきます。

 ともあれ、医療機関がコロナ対応に追われている以上、通常の診療と並行してコロナウイルスが対応される日までコロナウイルスとの戦いの手を緩めてはいけないと考えます。

 我々に出来ることは「罹らないこと」「罹っても重症化しない体力作りをすること」だけです。辛いのは重々承知ですがもう少し頑張っていきましょう。

 

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